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贖罪の奏鳴曲 -中山七里- [本]

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。

彼は十四歳の時、
幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、
名前を変え弁護士となった。

三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、
過去を強請屋のライターに知られる。

彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。
驚愕の逆転法廷劇。

贖罪の奏鳴曲 -中山七里-.jpg

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よく、こんなストーリーを考えるなと思った。
まさに、どんでん返しな内容。

法廷劇も面白いのに、この中に、
御子柴礼司の生い立ちも盛り込まれてあるのが、
更に面白くさせた。

いろんな展開が詰まってるのに、
最後は散らかることなく纏まってて、すごいなと思った。

めちゃくちゃ分厚い文庫本でもないのに、
ここまで濃い内容は久しぶり。





贖罪の奏鳴曲 御子柴礼司 (講談社文庫)

贖罪の奏鳴曲 御子柴礼司 (講談社文庫)

  • 作者: 中山七里
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/12/13
  • メディア: Kindle版








nice!(19)  コメント(3) 
共通テーマ:日記・雑感

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コメント 3

向日葵

今、読まなければいけない(?)本が10冊以上堪ってしまってー!!
図書館で予約制度を使って借りると、一気にドサー、っと
本がまとめて来てしまったりー。逆に手元に本が全然なかったり。。
とするので、なかなかバランス良い塩梅には手元に本がありません。
「中山伊七里」さんの作品も読みたいし、この「贖罪の奏鳴曲」
にも惹かれました。
気長にとりくんでみますね。
by 向日葵 (2022-09-20 05:36) 

ミィ

主人公はサイコパス?
悪人目線の小説ってあまり読んだことないかも。
ちょい悪くらいならあっても。
最後、アリバイはどうなったのか気になる所です。
by ミィ (2022-09-22 11:36) 

ぷち

向日葵さん

10冊以上はすごいですね。もう何から読んだらいいのか。
そうこうしてるうちに、更に読みたい本も出てくるかもしれないし、
たまる一方ですね。
早く一息ついて読書の秋を楽しめることを願ってます。


ミィさん

この弁護士は、読む前は最悪な人と思って読んでたんですが、
意外とそうでもないのか!?なんて思いつつ。
こんなパターンも騙されてしまい、それも含め面白かったです。
私も何でこの人捕まらへんのか、ネットで検索してしまいました。

by ぷち (2022-09-23 11:09) 

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