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カエル男ふたたび -中山七里- [本]

凄惨な殺害方法と稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた
「カエル男連続猟奇殺人事件」。

十ヵ月後、事件を担当した
精神科医・御前崎教授の自宅が爆破され、
その跡から粉砕・炭化した死体が出てきた。

そしてあの犯行声明文が見つかる。
カエル男の報復に、渡瀬&古手川の刑事コンビも
ふたたび動き出す。

さらにカエル男の保護司だった有働さゆりも
アクションを起こし。。。

カエル男ふたたび -中山七里-.jpg

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「連続殺人鬼カエル男」の続き。
https://nahanaha.blog.ss-blog.jp/2022-08-06

1冊目があまりにも強烈やったから、
この「ふたたび」は最初から恐る恐る読んだ。

強烈には変わりないねんけど、
今回は、それほど連続でもないというのが最後にわかって、
地味に裏切られた感があった。

巧妙な手口と思いきや、手を抜くところは手を抜く感じ。
騙された。

日本には刑法第39条がある。
詳しくはないが聞いたことはある。

でも、本当に当事者は刑事責任能力のない人なのか。
これを診断するのって、その判断基準って、
めちゃくちゃ難しいと思う。

一体何割ぐらい外してるんやろ。
実は、刑事責任能力はあって、
うまく処罰を軽減、逃れられてる人が多いのでは、
という考えになる本やった。

被害者の心理としては、こうなってほしいよな、
こうあるべきよな、と思った。






連続殺人鬼カエル男ふたたび (宝島社文庫)

連続殺人鬼カエル男ふたたび (宝島社文庫)

  • 作者: 中山七里
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: Kindle版








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