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臨場 -横山秀夫- [本]

臨場-警察組織では、事件現場に臨み、
初動捜査に当たることをいう。

操作一課調査官・倉石義男は
死者からのメッセージを的確に?み取る。

誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、
また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。

人呼んで、「終身検査官」。
組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、
ストイックに描いた傑作警察小説集。
全八編。

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よくそんな事に気づくなー、
なんて感心しながら読んだ。

一編目の「赤い名刺」、これが一番面白かった。
調査官の倉石以外に、もう一人の調査官、被害者、犯人、
この繋がりが絶妙。

犯人が知らず知らずに犯したミスも
読んでて見逃してたけど、言われたら、あー、ってなった。

調査官の倉石は、厳しい顔ばかりじゃなく、
少しでも一緒に働いてた部下に対して、
自分の完璧な仕事よりも、その部下の為を想って行動する
優しい一面もあって、すごい人やなと思った。

何編かは、全く理解ができへん事もあったけど、
最初の話がほんまに短編やのに、ぐっときた。






臨場 (光文社文庫)

臨場 (光文社文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/09/06
  • メディア: 文庫


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