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そして誰もいなくなった -アガサ・クリスティ- [本]

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、
職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。

だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、
彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く。

そして無気味な童謡の歌詞通りに、
彼らが一人ずつ殺されてゆく。

強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。

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有名な本を読んでみた。
でも、この作家の本は初めて読む。
海外の作品は登場人物が多いイメージがあって敬遠してた。

「そして誰もいなくなった」
「そして」って、なんやんねんって思った。
「誰もいなくなった」でいいやんって。
何でそしてが付くのか、その前の文章は何なのか。

こんな完成系のミステリは初めてかも。
何一つ誰も疑うことなく、読み終えても、
これって犯人いるやんなって感じで、ポカーンとしてた。

エピローグで、やっと孤島に警察の捜査が入り、
事件解決に向けて進められるねんけど、
この短いエピローグで、最後に残った人は自殺ではなく、
殺されたということがわかる。

うわっ、やっぱりちゃんと犯人がいるんや、
と思ったら、犯人自ら書いた証拠文書が。

その内容が、短く端的やのに、
めちゃくちゃしっくりきて、驚きよりも茫然。
証拠文書が出てこんかったら、迷宮入りやと思った。






そして誰もいなくなった (クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (クリスティー文庫)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/08/01
  • メディア: Kindle版









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