希望の糸　－東野圭吾－：☆毎日がハピネス☆：SSブログ

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希望の糸　－東野圭吾－　[本] [編集]

小さな喫茶店を営む女性が殺された。
加賀と松宮が捜査しても
被害者に関する手がかりは善人というだけ。

彼女の不可解な行動を調べると、
ある少女の存在が浮上する。

一方、金沢で一人の男性が息を引き取ろうとしていた。
彼の遺言書には意外な人物の名前があった。
彼女や彼が追い求めた希望とは何だったのか。

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ただただ、殺人があって捜査して犯人を捕まえて。
ではなく、いろんなことがリンクしてるのが面白かった。

殺害方法や動機など、
何か読んだことあるとか、あの本と感じが似てるとか、
そういう本にも稀に出合うけど、
この作家は、誰の内容ともかぶることなく、創造は無限やなと思った。

こういう心情的なことを書けるなんてすごい。
こんな気持ちになったことがなくても、
身近に感じるぐらい描かれ方がリアルやった。

いろんな家族が関わってて、一見赤の他人に思えて、
実は深い繋がりがあり、同じ人間でも立場が変わると全く考え方が変わり、
答えが出ないのに、もやもやすることもなく、
最後まで面白く読めた。