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ネメシスの使者 -中山七里- [本]

死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が、
次々に殺される事件が起きた。

現場に残されていたのは、
ギリシア神話に登場する「義憤」の女神を意味する
「ネメシス」という血文字。

事件は遺族による加害者家族への復讐か、
それとも司法に対する挑戦か?

司法システムと死刑制度を
正面から取り上げた社会派ミステリ。

ネメシスの使者.jpg

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すごい。ただの小説じゃなかった。
もちろん、フィクションやねんねんけど、
司法に対する訴えがすごい。
読んでて「確かにそう思う」と何度思ったことか。

犯人は誰なのかはもちろんの事、
犯人が捕まった後も物語は続いていき、
何なら、これから第2章の突入って思うぐらい後半の印象が強い。

犯人の最終的な犯行も衝撃的やったけど、
ただ面白かったではなく、
裁判の内容など知らないことを知れて勉強になった。













nice!(17)  コメント(2) 
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コメント 2

ミィ

あらすじ読んでみたけど面白そうですね。
ドンデン返し系なのかな?
by ミィ (2023-01-08 20:46) 

ぷち

ミィさん

犯人は捕まるのでその点はドンデン返しではないのですが、
犯人の本当の目的で言えば大ドンデン返しでした。
by ぷち (2023-01-09 21:53) 

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