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ヒポクラテスの試練 -中山七里- [本]

死因はMRIにも映らない、急激に悪化した肝臓がん?

浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授のもとに、
急死した前都議会議員の司法解剖の依頼がきた。

埼玉県警の古手川が捜査すると、毒殺の疑いが浮上。
だが光崎は、別の死因をつきとめる。

法医学の権威の動揺ぶりに、
得体の知れない恐怖を感じた助教の栂野真琴たち。

さらに、都議会関係者から第二の犠牲者が。

ヒポクラテスの試練 -中山七里-.jpg

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一 米の毒
二 蟲の毒
三 職務に潜む毒
四 異国の地の毒
五 人の毒

病気は確かに怖い。
でも、やっぱり人が一番怖いかな。

病気はいい病気なんてない。
でも人はいい人なんていっぱいいる。
なのでその中の数少ない悪い人が相当やっかいやったり。

この内容は、得体の知れない恐怖が何なのか、
どうやって広がったのかを突き詰めていくねんけど、
その間に人間の悪の部分がいろんな形で出てきて、
最終的にその得体の知れないものの出どこは何年も遡ってわかるねんけど、
そこにもやっぱり人間の悪が絡みついてたり。

生まれた環境、人種差別、特権を利用した行動、
いろんな場面が出てくるねんけど、
現実世界でもこの本のように悪い人には天罰が下ればいいのにと思った。






ヒポクラテスの試練 法医学ミステリー「ヒポクラテス」

ヒポクラテスの試練 法医学ミステリー「ヒポクラテス」

  • 作者: 中山七里
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2020/07/03
  • メディア: Kindle版








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