風が強く吹いている －三浦しをん－

箱根駅伝を走りたい、そんな灰二（ハイジ）の想いが、
天才ランナー走（カケル）と出会って動き出す。

「駅伝」って何？走るってどういうことなんだ？
十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること（＝生きること）に
夢中で突き進む。

自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、
仲間と繋がっていく・・・風を感じて、走れ！

「速く」ではなく「強く」

この本を読んで思った事は、
うちが今まで読んできた文庫本の中で一番よかった！！

うちは特に箱根駅伝が好きやから、余計にこの内容にも
入り込む事が出来たんやと思うねんけど、これはほんますごい！！

陸上経験者、未経験者の十人が箱根駅伝を目指す。
本当なら未経験者が一年で箱根駅伝を目指すなんて無理やん、
と思うねんけど、読んでるとどんどん応援したくなるぐらい、引き込まれるねん。

ただただ、一位でゴールする、タイムを競う、だけじゃなく、
メンバーは、仲間と共に助け合い、励まし合い、分かち合う。
この仲間ってのが強く伝わってくるねん。

「長距離選手に対する、一番の褒め言葉がなにかわかるか」
「速い、ですか？」
「いいや。『強い』だよ」

うちは、この会話が一番好き。
みんなそれぞれ最後には、速くもなりつつ、強くなってるねん！！

うちは十人の中で、王子とキングの二人が一番心に残った。
何か自分に似てる気がした。

うちは読んだ本は二度と読まへんねんけど、
これは、今後何回も読み返したい本やと思った。

この本を知ったおかげで、年始の箱根駅伝が今までより見方を変えて、
もっと楽しく観れて応援できるなと思った！！

風が強く吹いている 著者：三浦しをん 価格：860円（税込、送料込） 楽天ブックスで詳細を見る

コメント 3

陸上競技の中で、リレーと同じく
団体競技＆チームワークが物をいう競技だし、
駅伝大好きです
私これまでに何度も読み返した本・・・数冊あるなぁ・・・
by くまら (2011-10-04 23:41) 

自分も陸上やってましたし、駅伝すきですよ～
この本、おもしろそうですね。
by なかせ (2011-10-05 08:38) 

くまらさん

個人競技ではなく、一人強い人がいてもダメっていう団体競技。
箱根駅伝はほんま毎回感動して泣けます。
本でいいですね！！


なかせさん

うぉ～、陸上部でしたか。
うちも中学時代は陸上部でした。
この本、オススメです！！

by ぷち (2011-10-05 20:57)