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オリンピックの身代金<下> -奥田英朗- [本]

急死した兄の背中を追うようにオリンピック会場の建設現場へと
身を投じた東大生・島崎は、労働者の過酷な現実を知る。

そこには、日本が高度経済成長に突き進む陰で
なお貧困のうちに取り残された者たちの叫びがあった。

島崎は知略のすべてを傾けて犯行計画を練り、周到な準備を行う。
そしてオリンピック開会式当日、厳重な警備態勢が敷かれた国立競技場で
運命の時を迎える。

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<上>を読み終えてから、かなりの時間が経過したけど、
<下>もやっと読み終えた。

急展開や、大ドンデン返しがある訳ではなく、
ただひたすら、島崎やその周りの行動を描いている小説。

でも、身代金の受け取り方法など、こんな手段があるんやと、
うまく考えるな、なんて思った。

流れはもちろんあるねんけど、一場面一場面が区切りよく面白かった。
<上>でも書いたけど、時代背景が自分が生まれた時代とかけ離れすぎてて、
オリンピックで浮かれてる人だけじゃないんやと思った。

「2020年オリンピックを東京で」
最近、こんな宣伝をよく耳にする。

経済効果や日本全体が活気になるなど、プラス面もあるやろうけど、
はたして、どこまでが正しくて、本当にそうなるのか!?

もし、東京でオリンピックが開催されたら、うちは観に行くかなぁ~。




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コメント 3

くまら

最近、真山仁に嵌ってますが奥田英朗も面白そう^^
by くまら (2013-02-24 00:19) 

なかせ

オリンピック日本でやってくれるなら観たいですが
交通規制など地元の方は不便なところがあるでしょうね~
by なかせ (2013-02-24 11:11) 

ぷち

くまらさん

ハゲタカを書いてる人なんですね。
全く知りませんでした。。。


なかせさん

自分が生きてる間にあるかないかですもんね。
貴重だと思います。
あっ、長野オリンピックがあったか。

by ぷち (2013-02-24 22:17) 

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