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ようこそ、わが家へ -池井戸潤- [本]

真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、
ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。

すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。
花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。

さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。
執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、
一家はストーカーとの対決を決意する。

一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を
抱いたことから窮地へと追い込まれていく。

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「倍返しだ」でお馴染みの半沢直樹の原作者、池井戸潤。
この作家の本を読んだのはこれが初めて。

この本の中に、ストーカーと会社での不正の2つの問題が入っている。
でも、同時進行ではあるものの、交互に話が進められていて、
すごい読みやすかった。

ストーカー問題でも、ただただ犯人を探して捕まえるだけでなく、
気付いたら、ただただ仕返しをする為に、ストーカーと心理が働いていた、
なんて、ちょっと立場が変われば、いつどうなってもおかしくない、と
ちょっと考えさせられる行動があった。

いろんな問題が詰まっていて、それを一つずつ解決していくわかりやすさ。
お見事やったけど、その過程には、家族の絆、会社でのチームワークなど、
協力してやっていくのが見えて、それも心がジーンときた。




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なかせ

誰にでも起こりそうな話ですね。
現実味があって面白そうです。
by なかせ (2014-03-21 16:48) 

ぷち

なかせさん

確かに、この話は現実に起きても不思議じゃないです。
正義感の強い人が困る世の中になってしまってる現実が悲しいです。

by ぷち (2014-03-22 22:57) 

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