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神去なあなあ日常 -三浦しをん- [本]

平野勇気、18歳。
高校を出たらフリーターで食っていこうと思ってた。
でも、なぜだか三重県の林業の現場に放り込まれてしまい。

携帯も通じない山奥。
ダニやヒルの襲来。
勇気は無事、一人前になれるのか。

四季のうつくしい神去村で、
勇気と個性的な村人たちが繰り広げる騒動記。
林業エンタテインメント小説の傑作。

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三浦しをんの「風が強く吹いている」という
駅伝の小説があるねんけど、うちはこの作品がめっさ好き。
なので、他の作品も読んでみたくなった。

この小説は、林業の仕事の話や、
生活・恋・家族・この町に伝わる伝説など。

この話にはダニやヒルが出てくるねんけど、うちは虫全般が嫌い。
山間の町には住めへんわ。

内容は、一生懸命馴染もうと溶け込もうと働く主人公の平野勇気。
周りの人達ははじめは、受け入れてない人もおったけど、
仕事を教えてる身近な人達はめっさよい人で個性的。

林業の仕事では、山の手入れをしないと山が死んじゃう。
でも、そういう仕事をする人達は高齢者が多い。

どんどん山に木を植えろ、二酸化炭素を減らせ、と言うけれど、
木は光合成をしてる時は二酸化炭素を取り込んで酸素を出すけど、
それ以外は、木も呼吸をするから酸素を取り込んで二酸化炭素を出す。

木を伐採するな、と言うけれど、
ある程度、木を伐採して自然光を取り入れ、大切な木の成長を促さないと
いけない、などなど、知らない事がたくさんあった。

小説も楽しめて、林業の仕事内容も知れて、すごく面白かった。








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