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追憶の夜想曲(ノクターン) -中山七里- [本]

少年時代に凶悪事件を犯し、弁護は素性の悪い金持ち専門、
懲戒請求が後を絶たない不良弁護士・御子柴。

彼は誰も見向きもしない、
身勝手な主婦の夫殺し控訴審の弁護を奪い取る。

御子柴が金目のない事件に関わる目的とは?
因縁の検事・岬恭平との対決は逆転に次ぐ逆転。

法廷ミステリーの最先端を行く衝撃作。

追憶の夜想曲(ノクターン).jpg

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ほんまに衝撃やった。
これまためちゃくちゃおもしろかった。

弁護士と検事のやりとり、対決は逆転に次ぐ逆転とあり、
確かにその通りに話は進んでいく。

ただ、ほんまの最後はこんな逆転なんて比べものにならへんぐらい、
とんでも内容がぶち込まれてくる。
でも、ちゃんと話は繋がってて、意味がちぐはぐになることもなく。

こんな話の展開、すごすぎる。
法廷ミステリーやねんけど、法廷外のところですごいことが。

この弁護士は過去に凶悪事件を犯してるねんけど、
人によっては、ちゃんと更正する人もおるんやってぐらい、
だんだんこの弁護士の人間味に興味を持ちはじめてる。

物語の起承転結もすごいけど、
この弁護士の人間形成をこういう形で書けるのがすごい。








追憶の夜想曲 御子柴礼司 (講談社文庫)

追憶の夜想曲 御子柴礼司 (講談社文庫)

  • 作者: 中山七里
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/04/08
  • メディア: Kindle版








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