七帝柔道記 -増田俊也- [本]
北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大の
七校で年に一度戦われる七帝戦。
北海道大学に二浪の末入った増田俊也は、
柔道部に入部して七帝戦での優勝を目指す。
一般学生が大学生活を満喫するなか、
「練習量がすべてを決定する」と信じ、
仲間と地獄のような極限の練習に耐える日々。
本当の「強さ」とは何か。
若者たちは北の大地に汗と血を沁みこませ、
悩み、苦しみ、泣きながら成長していく。
圧巻の自伝的青春小説。
**************************************
まじでおもしろかった。
久しぶりに心と頭に残る本を読んだ。
オリンピックとかで見てる柔道とルールが違う。
個人戦ではなく、15 VS 15 の団体戦。
立ち技もあるけど、寝技中心の柔道。
1本取るか、時間がきて引き分けか。
これは大学生活の中での話やけど、
とにかく、登場人物が素晴らしい。
まだ大学生やのに、読んでたら学生に思えへん言動ばかり。
自分も辛いのに人を想い、助け合い精神がすごい。
七帝柔道には、
抜き役(相手に勝つ)と分け役(相手と引き分ける)の役割分担がある。
新入部員に説明をしてる時の会話。
「抜き役はエースとは違うんで、あんた」
「でも、抜き役って、強い人がなるんですよね」
「そうじゃの、強いんがなる。
じゃが、抜き役の方が偉いとはわしらは考えんのじゃ。
抜き役が勝つ一勝も分け役が分ける一引き分けも、まったく同じじゃ。
抜き役と分け役に上下はないんじゃ。
そういうものに上下をつける他の世界とは違うんじゃ。それが七帝柔道じゃ」
序盤に出てくる。
絶対に最後まで読もうと思った。
七校で年に一度戦われる七帝戦。
北海道大学に二浪の末入った増田俊也は、
柔道部に入部して七帝戦での優勝を目指す。
一般学生が大学生活を満喫するなか、
「練習量がすべてを決定する」と信じ、
仲間と地獄のような極限の練習に耐える日々。
本当の「強さ」とは何か。
若者たちは北の大地に汗と血を沁みこませ、
悩み、苦しみ、泣きながら成長していく。
圧巻の自伝的青春小説。
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まじでおもしろかった。
久しぶりに心と頭に残る本を読んだ。
オリンピックとかで見てる柔道とルールが違う。
個人戦ではなく、15 VS 15 の団体戦。
立ち技もあるけど、寝技中心の柔道。
1本取るか、時間がきて引き分けか。
これは大学生活の中での話やけど、
とにかく、登場人物が素晴らしい。
まだ大学生やのに、読んでたら学生に思えへん言動ばかり。
自分も辛いのに人を想い、助け合い精神がすごい。
七帝柔道には、
抜き役(相手に勝つ)と分け役(相手と引き分ける)の役割分担がある。
新入部員に説明をしてる時の会話。
「抜き役はエースとは違うんで、あんた」
「でも、抜き役って、強い人がなるんですよね」
「そうじゃの、強いんがなる。
じゃが、抜き役の方が偉いとはわしらは考えんのじゃ。
抜き役が勝つ一勝も分け役が分ける一引き分けも、まったく同じじゃ。
抜き役と分け役に上下はないんじゃ。
そういうものに上下をつける他の世界とは違うんじゃ。それが七帝柔道じゃ」
序盤に出てくる。
絶対に最後まで読もうと思った。
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- 価格: 1,012 円
寝技中心の柔道というのがあるのは知りませんでした。
柔道も奥が深いんですね。
by ミィ (2023-12-09 13:18)
ミィさん
私もこの本を読むまでは、柔道は1つしかないと思ってました。
寝技ばかりの内容で、途中まで何を読まされてるんやと思いましたが、
その中にも人間の成長などが盛り込まれグッときて最高の内容でした。
by ぷち (2023-12-09 21:19)